(2023年9月時点の記事です。)
『獣電戦隊キョウリュウジャー』全話完走しました。
まさに王道。名乗り、巨大化する敵キャラ、腕組み替え式のロボ、ゲストキャラお悩み相談を経てのメインキャラの成長というフォーマットなど今の戦隊が異色続きなのもあって相対的にもすごく「スーパー戦隊」してる作品だった。
個人的にリアルタイムでは、前年がビターテイストな『ゴーバスターズ』でちょっとハッピーエンドから離れた作品が好みな時期なこと、ちょうど特撮を世間一般でいう「卒業」の時期に入っていたこと、『アバレンジャー』世代だったのでまた恐竜戦隊かと思い対象年齢下げられた感があってキョウリュウジャーは見なかった。
今完走すると仕方ないとはいえ惜しいことをしたなあと思った。
全話三条陸脚本で音楽は佐橋俊彦氏。メイン監督が坂本監督なので明るくカラッとした作風が印象的。『フォーゼ』もそうだったが坂本監督が1から企画を立ち上げる作品は結構好きな傾向にある。やはりオリジナルで作った方が上手くいく人なんだなと再確認できた。
初チーフプロデューサー作なのもあって大森Pの悪癖も薄いのでストレスなく見れた。
ラスボスが猛威を振るう期間がやたら長いのが大森Pの作風なのでそれが極力少ないからだ。(最終章入って最初の2話くらいしかなかった)
あとラッキューロはかわいい。これは事実。
玩具も売れに売れたらしく『ゴーカイジャー』を超える売上だったと聞く。
やはり明るい王道の戦隊は売れるのだなと思った。
今では人気俳優の仲間入りである竜星涼や飯豊まりえ等も10年前の作品なのもあってすごい初々しく見えた。
戦隊も新人俳優の登竜門なだけあってこの世代のブレイク率は結構高いと思う。
『キョウリュウジャー』、完走してよかったなと思えた作品だった。
『キングオージャー』での客演、今から楽しみだ。
そもそもキングキョウリュウレッドが竜星涼演じる桐生ダイゴなのかという問題はあるけど。
キョウリュウ本編や『帰ってきた』でも戦隊は受け継がれるものというのは一貫していたけど10年経った今更キング以外のキョウリュウレッドが見たいかと言われればNOである。
うまい落とし所があれば納得するかもしれないけどそれは製作陣の腕次第かな。
ラスボス、デーボスが蝶モチーフでデーボスを作った「あの方」の存在が『キングオージャー』と関係ありそうなのでその辺何か触れそうではある。
もしかしたら『キングオージャー』が『キョウリュウジャー』の続編という形もあり得そう。