平成ライダー10周年作の「仮面ライダーディケイド」全話完走した。
歴代ライダーとの共演、スーパー戦隊「侍戦隊シンケンジャー」とのクロスオーバー、そして衝撃的な最終回と良くも悪くも革新的でインパクトのある作品だったと再確認できた。
ディケイドは自分にとってその後の平成ライダー沼に沈ませた張本人である。
1話で次々と平成ライダーに変身していくディケイド、21話で平成ライダーを召喚して共に必殺技をぶち込むコンプリートフォーム、そして最後に全部をぶち壊した最終回と強烈な爪痕を残していった。
世間一般で言うところの卒業する時期に入っていたところにこれだけのインパクトを見せつけられたのである。
卒業するタイミングも失い平成ライダーに浸る人生になっちまったのである。
まさしく「ディケイドのせい」である。
最終回はやっぱりMOVIE大戦2010に繋がるためだけに「続く」的な終わり方してたのは改めて見ても問題だったなあと思った。
完結編まで含めると、ディケイドに物語はないけれど門矢士が紡いできた絆は確かにそこにあってそれがある限り士は消えはしないという構成はちゃんと作品として畳めてたと思う。
最終回の問題点は本当の最終回を映画に持ち越したのが問題だったのを再確認できた。
無論よかったところもたくさんあった。
二人の南光太郎のよるW変身、アキラがイブキの弟子をやってる世界戦、設定では存在していたがオリジナルでは出なかったン・ガミオ・ゼダやパラドキサアンデッドなど見たかったものをたくさん見せてくれた。
減点法だと30点くらいだが、加点法だと200点くらい叩き出す、それがディケイドなんじゃないかと思う。
ディケイドが破壊し新たに生み出した仮面ライダーの歴史は今も続いてるしこれからも続いていくだろう。
これもまた「ディケイドのせい」なのかもしれない。